# ケース素材の沼：チタンは「軽い」だけでは語れない

2026-02-09

## チタンは「軽い」だけでは語れない

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チタンの腕時計が普及してきている今。

語るべきは、グレード2とグレード5です。

チタンケースというと「軽い」「サビにくい」「アレルギーに優しい」といった言葉がまず挙がります。

  
もちろん正しいですが、チタンの面白さは、そこから先にあります。  

## 数字で見ると“異常値”に近い金属

チタンが腕時計に向いている理由は、物性そのものがかなり特徴的だからです。

・重量は鉄・ステンレスの約60％程度

・比強度が非常に高く、軽量でも高い強度を確保しやすい  

・弾性率が低く、しなりやすい性質があります　  
→ 衝撃を「受け止める」より「いなす」方向に働きやすい  

・耐食性（サビ、腐食、変質を起こしにくい）が極めて高い  

・イオン溶出（金属が汗でイオン化して溶け出す現象）が少ないため、金属アレルギーが起きにくい傾向がある

ここまで揃っている金属は、実はかなり珍しいです。  
腕時計にとって理想的……と言いたいところですが、ここで問題が出てきます。

  

## 普及が遅れた理由は「加工の難しさ」

チタンが本格的に時計業界で使われ始めたのは、おおよそ1980年前後からです。  
市販モデルとして先行したのは1970年代の日本（シチズン、セイコー）で、その後80年代にスイス勢が追随し、いまではすっかり一般的な素材になりました。

ただ、普及まで時間がかかったのは、単純に加工が難しかったからです。

・切削時に工具が負けやすい

・熱を持ちやすく、寸法が安定しにくい  

・仕上げムラが出やすい

「軽いのに作りにくい」これが、チタン最大の弱点でした。

  

## 時計で使われるチタンは主に2つ

現在、腕時計でよく使われているチタンは大きく2種類に分けられます。

・グレード2（Grade 2）＝純チタン

・グレード5（Grade 5）＝チタン合金（Ti（チタン）-6Al（アルミニウム）-4V（パナジウム））

この違いが、装着感だけではなく、「仕上がりの質」に直結します。

  

## グレード2：素材としては理想的ですが、時計としては難物です

グレード2はいわゆる純チタンです。軽さ・耐食性・低アレルギー性といった「チタンらしさ」が最も味わえます。

一方で、時計にすると課題が出ます。

・切削精度が安定しにくい

・シャープな稜線を保ちにくい  

・均一なヘアラインやポリッシュが成立しづらい

このため、かつては「チタンは機能的だが、質感でスチールに劣る」と言われることもありました。

  

## グレード5：時計として“成立”させたチタンです

一方のグレード5は合金です。代表的な組成は以下の通りです。

・チタン 約90％  
・アルミニウム 約6％  
・バナジウム 約4％

合金化によって、時計にとって重要な変化が起こります。

・色味がステンレスに近づきやすい

・表面硬度が上がり、耐傷性が向上しやすい

・寸法安定性が高く、加工精度を出しやすい

・純チタンでは難しかった、シャープな線とポリッシュ加工が行いやすい

結果として、「チタンなのに高級に見える」ケースが現実的に作れるようになりました。  
近年、多くのメーカーがグレード5を採用するのは、このためです。

## 腕時計素材として「上位」はどちらでしょうか

結論はシンプルです。

・素材の純粋さ、チタンらしさ、低アレルギー性 → グレード2

・時計としての外観、耐久性 → グレード5

現実的には、「総合点を出しやすいので＝グレード5が上位扱い」というのが、業界の共通認識に近いと思います。

  

## 本当に差が出るのは「同じグレード5の中」

マニアが見るべきポイントは、ここです。

・仕上げのエッジが甘くなっていないか

・サテンとポリッシュの境界が明確になっているか

・面が歪まず、均一に光を拾っているか  

・チタン特有のムラを消し切れているか  

・写真ではなく、実物でみていい意味での緊張感を感じか

チタンは素材名よりも、「どのブランドが、どこまで攻めて仕上げたか」で別物になります。

この分野で、派手な宣伝をしないドイツ系メーカーが静かに強いのも納得です。  

  

## チタンは「持った瞬間」で分かる素材

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グレード5チタンの良さを短時間で体感したいなら、ケースに体積のあるモデルが一番分かりやすいです。

  
同じサイズなのに、手に取った瞬間に「軽い」と感じます。そして外装のクオリティの高さも感じさせる。

こうした「加工できるグレード5チタン」を真面目にやっているブランドの代表格のひとつが、TUTIMA GLASHÜTTEです。

そういう一本を、コントワーヌではご覧いただけます。

**店舗情報**  
〒151-0053  
東京都渋谷区代々木4丁目28-7 西参道テラスE1  
TEL：03-3299-8008  
WEB：[https://www.contevanou.com/](https://www.contevanou.com/)

**Tags:** tutima, グレード5チタン, チタン, 腕時計

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> Source: [時計宝飾正規代理店コントワーヌ](https://www.contevanou.com/blogs/c-museum/grade-5-titanium)
