# 腕時計の夜光塗料の歴史 - 光を宿す技術の光と影

2026-02-23

###  **1\. 夜光の原点 - ラジウムの時代**  

### **■ 時計への応用（1910年代〜）**

・ラジウム + 硫化亜鉛  
・半永久的に光る  
・軍用時計で爆発的普及

第一次世界大戦期、夜間行動が多い兵士にとって視認性は生命線。よく宗教革命が腕時計を世界に広めた。と言われますが、戦争で生み出され、平和にたどり着くのが腕時計の鉄板の筋書きです。  
  
まず腕時計ラジウム夜光が一気に広がります。（ラジウムを使用した古い時計（主に1910年代〜1950年代頃）には、特有のマークや表記がない場合が多く、見分けるには放射線測定や、ブラックライト照射による「光らない（または急速に光を失う）」反応が指標となります。6時位置の「T」いわゆるスイストリチウムマークは後続のトリチウム（1960〜90年代）を示すため、ラジウムとは区別されます。）  
  
・生産中止へ  
ラジウムの危険性を受け、次世代として採用されたのが**トリチウム（³H）**。米国で文字盤塗装に従事した女性工員が、筆先を舐める作業を強要され、**顎骨壊死・がん**を発症。社会問題化し、放射線の危険性が広く知られることになり一時生産中止となりました。  

![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0641/4123/0240/files/2._Dial_Rolex_Tritium.jpg?v=1771832608)

###  **2\. トリチウムへの移行（1960年代〜）**

特徴

・β線のみ放出（透過力が弱い）  
・半減期 約12.3年  
・徐々に光量低下

ダイヤル表記例：  
T SWISS T　（いわゆるスイストリチウム）  
T < 25

・トリチウム夜光の塗料が寿命を迎えて光らなくなっても、時計自体は使用可能です。しかし、夜間の視認性は損なわれます。塗料の塗り直しや文字盤交換が必要になる場合があります。また、人体への影響はない微量の放射線量とされています。外部被曝リスクは低いものの、内部摂取は危険は残っていました。  
  
1970〜90年代の多くの高級時計がトリチウムを採用しました。ラジウムの危険性を受け、次世代として採用されたのが**トリチウム（³H）**。トリチウムを使用した時計の夜光塗料（自発光）の寿命は、主に約10年〜12年です。半減期が約12年のため、この期間が過ぎると発光能力が大幅に低下して光らなくなります。特に1990年代後半までに製造された古いモデルは、現在ほとんど発光しない状態になっています。アンティーク市場では、「トリチウム焼け（クリーム化）」がヴィンテージ価値を高めています。  
  
・またも生産中止へ  
現在は多くの国で使用規制されます。Swiss Madeのみ表記（Tが消える個体）も登場する程時計にはなくてはならない機能でした。しかし、ラジウムと同じく放射線を含む物質を使っているのは事実。製造過程で安全を確保出来ずに製造中止へ。  

  

### **3\. 1990年代：革命 - ルミノバ誕生**

ついに放射線物質ではなく光を貯める塗料が完成しました。  
現在の腕時計のほとんどに使われている安全な技術として定着しました。さて本格的に何故腕時計が光るのか？について詳しく解説します。ようやく安全に使えるようになったので。  

今までが放射性物質だったのに比べ、ルミノバは「塗料」ではなく、まず“粉”である。  
ルミノバ系は基本的に ストロンチウムアルミネート系の蓄光（長残光）顔料で、ユウロピウム（Eu）やジスプロシウム（Dy）等のドーパントで長残光特性を作ります。  
つまり本体は「光る粉」で、時計に載る段階で初めて“塗料化（バインダー＋溶剤＋粉）”します。  
  
　ルミノバ系は基本的に ストロンチウムアルミネート系の蓄光（長残光）顔料で、ユウロピウム（Eu）やジスプロシウム（Dy）等のドーパントで長残光特性を作ります。  
（厳密な意味で放射性ではない：重要）  
  
　現代の蓄光は、顔料内部の電子が光で励起され、欠陥準位（トラップ）に捕まり、時間をかけて戻るときに光として放出されます。要は「光をためる電池」ではなく「固体内のトラップ放出」です。特徴（初速の明るさ＝“浅いトラップ”が一気に放つ、長い残光＝“深いトラップ”がじわじわ放つ）この二つは両立しづらく、配合と粒径で性格が変わります（同じ色番でも“見え方”が違う理由）。

　色番があるのルミノバの特性です。つまり様々な色を発色できるという、まさに時計業界の革命でした。  
  

ルミノバの構造特性  
時計工場で差はありますが基本４構造に分かれています。  
1.下地（プライマー/白ベース）  
2.蓄光層（ルミノバ粉＋透明バインダー）  
3.色味調整層（顔料や染料） エイジド・薄緑・アイボリー等  
4.トップコート（艶・耐摩耗・耐湿）

なぜ同じ“BGW9”でも明るさが違うのか  
\*1BGW9は、スイスのRC TRITEC社が製造する「Super-LumiNova®（スーパールミノバ）」ブランドの高性能な蓄光塗料（夜光塗料）です。腕時計の文字盤や針、ベゼルに広く使用されており、日中は白、暗闇では青く発光するのが特徴です。

  
色番（C3 / BGW9 / C1 等）は「発光色・昼色・相対的な明るさ傾向」を示すけど、時計としての発光は工程で大きく変わります。たとえば BGW9 は白っぽい昼色で青く光る、といった説明が一般的ですが、実物は“塗り”で差が出ます。

何故色が違うのか？なぜ同じ“BGW9 \*1” でも明るさが違うのか  
差が出る要因（現場目線）：  
膜厚：厚いほど明るく、長持ちしやすい（ただし段差が出る）  
粒径：大粒＝明るいが粒立ちしやすい／小粒＝滑らかだが暗くなりやすい  
バインダーの透明度：黄変すると昼色も夜光も濁る  
着色（エイジド）：着色が強いほど“昼の色は美しいが夜は損”になりやすい  
下地の反射：白下地の有無で体感が変わる

BGW9の主な特徴  
外観: 明るい場所では純白に見え、現代的で清潔感のある印象を与えます。  
発光色: 暗闇では鮮やかな青緑（ライトブルー）に発光します。  
輝度（明るさ）: スーパールミノバの中でトップクラスの輝度を誇る「C3（黄色っぽいグリーン）」に次ぐ、約95%の明るさを持っています。  
視認性: 暗所での長時間の発光能力に優れており、特にダイバーズウォッチなど高い実用性が求められる時計に採用されています。

### 3-1.ルミノバの「充電条件」と「減衰曲線」- 夜光はいつまで続くの？  

理論的にはルミノバ（LumiNova / Super-LumiNova）は蓄光なので、光を当てる条件（波長・照度・時間）で“立ち上がり”が変わり、その後は必ず減衰曲線に沿って暗くなります。

**1) 充電条件：太陽光 / LED / UV で何が違う？**  
A. 太陽光（最強。屋外は別格）  
太陽光は強い照度と広い波長帯（紫外〜可視）を同時に与えます。ルミノバ系は「太陽光または人工照明」で励起できる＝波長許容が広い、という説明がされています。  
　

　数分の直射 or 窓際でも「一気に最大光量に近づく」ただし長期的には、ダイヤル全体としては紫外線・熱・湿気などの要素が劣化に寄与し得る（永遠ではない）という注意もあります。  
  
**B. LED照明（室内の“普通の充電”）**  
LEDは製品によりスペクトルが偏る（青ピーク強い、赤弱い等）。  
「夜光は光源のUV成分でチャージされ、光源によってUV成分は差がある。LEDはUVが少ない場合がある」という趣旨の解説があり、LEDだけだと“十分に充電したつもりでも伸びない”現象が起きやすいです。

“生活で自然に光ってくれればOK”ならLEDでも足りる「夜の撮影」「真っ暗での視認」目的なら、後述のUVが効く。

**C. UVライト（短時間でピークまで持っていきやすい）**  
ルミノバ系はUVでよく励起されることが知られていて、RC Tritecの測定工程でもUVで一定時間チャージして残光を測る例が紹介されています。  

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**3−2.ではルミノバを長く持たせるには？  
****強く光らせたい”ならUVが効率的です！**

  
　ただし近距離で長時間のUV照射は素材や印刷・樹脂に負担になり得るので、時計用途では短時間・適距離が現実的（やりすぎない）  
  
減衰曲線：ルミノバは“最初に落ちて、後は粘る”  
減衰はざっくり言うとこうです：消灯直後〜数分：急激に落ちる（初速の明るさが抜ける）  
その後：緩やかに落ちる（残光の粘りで勝負。）

この「急落→緩降下」は、蓄光材料の典型的な“アフターグロー減衰曲線”として測定されます（UV照射を止めた直後から時間依存で強度を追う）。  
“グレード”で曲線が変わる（夜光にもグレードがある。）

Super-LumiNovaは、グレードによって初期輝度は大差ないが、減衰の遅さが違う（＝暗所での持続が違う）という整理がされています。  
RC Tritec側も、上位グレード（例：X2）でアフターグロー性能向上をうたっています。

**色・着色でも曲線が変わる**

強く着色されたタイプほど光量低下が早くなる、という趣旨の説明もあります。  
（つまり“エイジド色が美しい”と“最強の夜光”はトレードオフになりがちです。）

**・最も再現性の高い夜光時計の充電**

簡易プロトコル（比較用）  
条件A：室内LED下 10分  
条件B：窓際の自然光 5分  
条件C：UVライト（弱〜中） 30〜60秒  
その後、  
消灯直後  
10分後  
60分後  
の3点で撮影 or 目視評価  
（とても、とても時間がある時にお持ちの腕時計で実験してみてください。）

![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0641/4123/0240/files/output_1.png?v=1771834980)

ここまで、マニアックな腕時計の夜光の話に付き合っていただきありがとうございます。  
腕時計の光源によって、太陽光 > LED > UVライト という順番で蓄光の減少率が異なります。  
  
  
**店頭では、実際の腕時計にLED照明やブラックライト（紫外線ライト）を照射し、夜光の光り方や持続時間をご体験いただけます。**

同じ“光る時計”でも、パッと強く光るタイプ、やさしく長く光り続けるタイプ、グリーンに光るもの、ブルーに光るもの等々。

光り方にそれぞれに個性があります。明るい場所から暗い場所へ移動した瞬間の見え方。10分後、30分後の残り方。写真では分からない違いを、実際にその目で確かめていただけます。夜光は、ただの機能ではなく、その時計の使い方や設計思想を表す大切なポイントです。ぜひ、暗闇の中で浮かび上がる美しさをご体感ください。ビンテージ時計が安全化下中さらに腕時計が楽しめる時代になったとも言えます。また最近の時計は夜光で時間認識が出来る新しい時計ブランドも誕生してきてます。  
  

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